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6月の言葉

今日は6月1日。
今月も月旦祭を執り行いました。

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さて、今月の言葉をご紹介します。

「足ることを知って、及ばぬことを思うな」

これは南北朝時代に活躍した楠木正成公の言葉です。
足りない部分より、足りている部分に目を向けなさい、という意味です。
人は、とかく他人と比較して、自分に無いものを羨む傾向にあります。
どうにもならないものは数多くあります。
他人にあって自分に足りないということは、決して他人に劣っているということにはなりません。
他人は他人、自分は自分なのです。

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現代は物があふれている一方で、心の中は不足しているといわれます。
表面的な満足を求めるよりも、内面的な満足を求めていく方がより豊かに暮らせると思います。

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いまあるものをしっかりと見つめ直し、自分なりの考え方で少しずつ目標に向かうことが大切なのではないでしょうか。
今月も神様のご加護のもと、お健やかにお過ごしになりますようお祈りしております。


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5月の言葉

早いものでゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいました。
連休中は大荒れになり、境内の枝が落ちたり物が飛ばされたりと後片付けに追われ、今月の言葉をご紹介するのが遅くなってしまいました。

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5月の言葉です。

苦悩を突き抜けて歓喜に至れ

楽聖と呼ばれるドイツの偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの言葉です。
『運命』や『第九』など数々の名曲で知られるベートーヴェンですが、いくつもの名言を遺しています。

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年末に大勢で合唱されるベートーヴェンの『第九』(だいく)として知られる『交響曲第9番ニ短調作品125』。
有名な第四楽章は、シラーの『歓喜に寄す』に曲をつけたものです。
ベートーヴェンは、30年以上の月日をかけて作曲しました。この間、彼は音楽家として致命的な難聴に苦しみ、弟の死など多くの苦悩の果てに、名曲「歓喜の歌」を生み出しました。

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ロマン・ロランは、『ベートーヴェンの生涯』の最後でベートーヴェンのこの言葉を引いて「この言葉の中には彼の生涯が煮つめられており、またこれは、雄々しい彼の魂全体にとっての金言でもあった。」と締めくくっています。

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苦悩は誰もが経験します。
人はできるだけ苦悩を避け、苦悩から逃げようとします。

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ベートーヴェンは、苦悩に真正面から立ち向かい、苦悩を突き抜け、素晴らしい楽曲という歓喜に至ったのではないでしょうか。
受け取り方は人それぞれですが、困難に直面したとき、先人の奮闘に思いを馳せることにより、勇気がわいてくるかもしれません。

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今月も神様のご加護のもと、皆様がお健やかにお過ごしになれますようお祈りしております。

4月の言葉

新年度がスタートしました。
高忍日賣神社では、4月の月旦祭を斎行しました。

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さて、今月の言葉をご紹介します。
「清く 正しく 美しく」
この言葉は、阪急電鉄の創業者で、宝塚歌劇団の創始者である小林一三氏の遺訓です。
あまりにも有名な言葉ですが、宝塚歌劇の華やかな夢の世界は実直な言葉に支えられています。
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それぞれが目指す『素敵な自分』に向かって努力するときに、きっとこの言葉が励みになると思います。

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この言葉は、神道の精神「浄・明・正・直」に通じています。

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新年度もどうぞ皆さまお健やかにお過ごしください。
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東日本大震災復興祈願祭

あの日から10年。
本日午後2時から東日本大震災復興祈願祭を執り行いました。

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未曾有の大震災の影響は、今もなお深刻です。未だに避難生活を余儀なくされている方もいらっしゃいます。
10年という節目にあたり、亡くなられた方の御霊の安らかなることを願いつつ、被災地の更なる復興をお祈りいたしました。

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また、震災発生時刻の午後2時46分には、震災で亡くなられた全ての方々へ哀悼の意を表して黙祷を行いました。
当社では、「東日本大震災復興祈願神棚拝詞」をご用意しております。拝殿前にございますので、ご自由にお持ちになり、ご家庭でも一日も早い復興をお祈りください。

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安産福運大祭を斎行しました

全国で唯一、助産師さんの祖神様である高忍日賣大神をお祀りしております当社では、3月8日は語呂合わせで“さんば(産婆)の日”ということで「母子と助産師の日」と定め、毎年神事を執り行い母子の健康と幸せ、助産師の皆さまの業務安全・技能向上を祈っております。

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例年は助産師の皆さまによる健康相談等のイベントと、村松志保子助産師顕彰会の皆さまをはじめ全国から集まられた大勢の助産師の皆さまのご参列のもと神事が行われていましたが、昨年はコロナ対策のためご参列はなしで神事のみ、神職が奉仕いたしました。
今年はご参列人数を最小限に留めて厳かな空気の中神事が執り行われました。

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ライブ配信も行われ、全国の大勢の皆さまが心をひとつに祈りを捧げることができました。

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当社は安産の神様ですので妊婦さんや赤ちゃん、小さなお子さんもお参りにいらっしゃいます。境内が密にならないよう優しいお気持ちで工夫を凝らしてくださった助産師さんの皆さま、ご協力くださった全ての皆さまに、心より感謝申し上げます。
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プロフィール

高忍日賣神社宮司

Author:高忍日賣神社宮司
全国唯一、産婆・乳母の祖神をお祀りする高忍日賣(たかおしひめ)神社宮司のブログ。愛媛県伊予郡松前町徳丸鎮座。
宮司がふと思ったことや日常の出来事など、あまり気張らずに書いております。

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