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5月の言葉

早いものでゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいました。
連休中は大荒れになり、境内の枝が落ちたり物が飛ばされたりと後片付けに追われ、今月の言葉をご紹介するのが遅くなってしまいました。

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5月の言葉です。

苦悩を突き抜けて歓喜に至れ

楽聖と呼ばれるドイツの偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの言葉です。
『運命』や『第九』など数々の名曲で知られるベートーヴェンですが、いくつもの名言を遺しています。

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年末に大勢で合唱されるベートーヴェンの『第九』(だいく)として知られる『交響曲第9番ニ短調作品125』。
有名な第四楽章は、シラーの『歓喜に寄す』に曲をつけたものです。
ベートーヴェンは、30年以上の月日をかけて作曲しました。この間、彼は音楽家として致命的な難聴に苦しみ、弟の死など多くの苦悩の果てに、名曲「歓喜の歌」を生み出しました。

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ロマン・ロランは、『ベートーヴェンの生涯』の最後でベートーヴェンのこの言葉を引いて「この言葉の中には彼の生涯が煮つめられており、またこれは、雄々しい彼の魂全体にとっての金言でもあった。」と締めくくっています。

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苦悩は誰もが経験します。
人はできるだけ苦悩を避け、苦悩から逃げようとします。

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ベートーヴェンは、苦悩に真正面から立ち向かい、苦悩を突き抜け、素晴らしい楽曲という歓喜に至ったのではないでしょうか。
受け取り方は人それぞれですが、困難に直面したとき、先人の奮闘に思いを馳せることにより、勇気がわいてくるかもしれません。

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今月も神様のご加護のもと、皆様がお健やかにお過ごしになれますようお祈りしております。
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プロフィール

高忍日賣神社宮司

Author:高忍日賣神社宮司
全国唯一、産婆・乳母の祖神をお祀りする高忍日賣(たかおしひめ)神社宮司のブログ。愛媛県伊予郡松前町徳丸鎮座。
宮司がふと思ったことや日常の出来事など、あまり気張らずに書いております。

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