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11月の言葉

【11月の言葉】

幸福を得る本当の道は
ほかの人に幸福を
分け与えることにある

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イギリスの軍人でボーイスカウト・ガールスカウト運動の創始者、ロバート・ベーデン=パウエルの言葉です。

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彼はこの言葉に続き、「この世の中を、君が受け継いだ時より、少しでもよくするように努力し、後の人に残すことが出来たなら、死ぬ時がきても、とにかく自分は一生を無駄に過ごさず最善を尽くしたのだと言う満足感をもって、幸福に死ぬことが出来る。幸福に生き幸福に死ぬために、この考えにしたがって、「そなえよつねに」を忘れず、大人になっても、いつもスカウトの”ちかいとおきて”を、堅く守り給え。」と述べています。

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スカウト活動では、誠実や感謝等の徳を日々養うこと、他人を助けることを神様と自分に対して誓います。
この精神は神道にも共通しているように思います。

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毎日ご神前で申し上げる祝詞でも、「世のため人のために真心を尽くさしめ給(たま)い」とあり、私ども神職も少しでもお参りの方々や地域の皆さんのためご奉仕するよう努めております。

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コロナ禍により、人と人が接する機会が少なくなり、自分のことで精一杯で余裕がなくなってくると他人への気配りや優しさが欠けてしまうことがあります。
見返りを求めないで、他の人のことを思って行動すること。
簡単ではないですが、少しずつでも出来ることからやっていけると良いですね。

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10月の言葉

【10月の言葉】

10月に入り、あっという間に一週間が過ぎました。
今月の言葉をご紹介します。

「教えありて類なし」

孔子の言葉です。
「人は教育によって成長するもので、はじめから特別の種類はないのだ」という意味です。
「類」は生まれ育ち、貴賎、習俗、才能、性質など、その人を種類分けしたもののことを指します。

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どんな人でも、教育次第なのであって、初めから特別な人というものはいないということです。

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自分の可能性を自分で狭めることなく、自分磨きに勤しむのも楽しいですね。

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自分が学んだことを他の人にも教えてあげることもまた、楽しいですね。人との繋がり方が難しいこのご時世だからこそ、ちょっとした「教え」が絆を深めてくれるかもしれません。
今月も神様のお導きのもと、お健やかにお過ごしください。

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9月の言葉

あっという間に9月に入りました。
1日(水)は毎月恒例の月旦祭を執り行いました。

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また、秋祭りの一月前ということで、午後7時からは打合せ会がありました。

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さて、今月の言葉をご紹介します。

しあわせだから笑うんじゃなくて
笑ってるからしあわせになれる

この言葉は、宝塚歌劇団雪組で上演された『SUPER VOYAGER!』 -希望の海へ-
のなかで歌われた『希望の歌~交響曲第九番』の歌詞の一節です。

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日々の生活の中では色々なことがあるのは当たり前で、いつでも笑顔でいられる訳ではないのもまた無理からぬことかと思います。
しかし、どんな時でも笑顔が自分を幸せに導いてくれること、少しでも笑顔を出せたらその分だけ頑張っている自分に気づけることをこの歌詞が教えてくれていると思います。

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今月も高忍日賣大神さまの御神徳のもと、皆様の笑顔溢れる毎日でありますようにお祈り申し上げます。

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8月の言葉


ひとかけらの勇気が僕にある限り

ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル 』 劇中歌「ひとかけらの勇気」の一節です。
宝塚歌劇団でも再演を重ねている人気作品です。

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自分の中には勇気があるということを忘れないことが、前に進む原動力になることを気付かせてくれる素敵な言葉だと思います。

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神道の徳目「清く明るく正しく直く」の心を大切にすることで、勇気も自ずとわいてくるのではないでしょうか。

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日本の神話に登場する神々が幾多の困難に打ち勝ったのも「ひとかけらの勇気」があったからではないでしょうか。

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7月の言葉

7月に入り、早くも数日が経ちました。
1日には毎月恒例の月旦祭を執り行いました。

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さて、今月の言葉をご紹介します。

「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして報いを求めぬよう」

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これは後藤新平の著書『自治三訣(じちさんけつ) 處世の心得』にある言葉です。
ここにある「人のお世話をするよう」とは、「社会奉仕」ということです。

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後藤新平は、この言葉について次のように解説しています。
- 人のお世話をするのは、余力が人に及ぶもので、世のため人のための奉仕(つとめ)である。
- 自分だけが都合がよければ人は構わぬといった利己的の態度は許されない、自分と他人とが互いに相了解し相融和し、相互の利益を考慮して円満なる調和に努力してゆくのが義務である。
後藤はまた、「進んで社会のために」と述べ、さらに「奉仕は人間最高の義務である」としています。
- 今一歩進んでいえば、奉仕とは信と愛から出発したものでなければならぬ。
- 奉仕に報酬はなく、それを自ら進んで行うところに信と愛の光が輝いて見える。

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また、逝去直前に「よく聞け、金を残して死ぬ者は下だ 仕事を残して死ぬ者は中だ 人を残して死ぬ者は上だ よく覚えておけ。」という言葉も遺しています。

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ご神前で申し上げる祝詞にも、「世のため、人のために」という文言があります。
自己中心的な考え方が多い世の中。後藤のように、今生きている自分たちだけが良ければ良いのではなく、社会のため、他人のため、次の時代のために、何が出来るのか。
後藤の言葉は問いかけているのかもしれません。

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プロフィール

高忍日賣神社宮司

Author:高忍日賣神社宮司
全国唯一、産婆・乳母の祖神をお祀りする高忍日賣(たかおしひめ)神社宮司のブログ。愛媛県伊予郡松前町徳丸鎮座。
宮司がふと思ったことや日常の出来事など、あまり気張らずに書いております。

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